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山岳会って何?
三人よれば山岳会
その昔、昭和30年代(偉い昔だなぁ)、第一次登山ブームがありました。その登山ブームは新しい山岳会の発足ブームでもあった訳です。「三人よれば山岳会」なんて語呂合わせが出来た位にそこら中に山岳会がありました。
さてその山岳会っていったいなんでしょう。簡単に言えば「山登りをする為に集まった集団」と言うことになるのでしょうが、そんな一行ですんでしまうような物でもないかな(^^;
で結局、一時期沢山出来た山岳会はいったいどうなったかというと、やがてだんだんと世の中が豊かになって来て、「そんな汗流してキツイ山登りのどこが面白いの〜?」と言ったかどうかは知らないけれど、とにかくだんだんと登山そのものが低迷の時代に向かったのと同時に、沢山あった山岳会も自然淘汰されていったのでした。
さてそして最近(数年前から)、中高年を中心にした登山ブームに火がつきました。しかし、ほとんどのいわゆる"山岳会"はあまりそのブームに乗っていないような気がします。近年の登山ブームにうまく乗ってしまったのは、なんと言っても登山のツアー会社でしょう。お金さえ出せば、自力で登れないような山でも連れて行ってくれます。勿論中には真剣に安全対策に取り組んでいるようなまじめなツアー会社も存在しますが、最近は山岳遭難のニュースを賑わす三流ツアー会社も多くなりました。その弊害でもあるのでしょうか、最近の山岳会入会希望者の中には、山岳会をツアー会社(or ツアーボランティア団体)と勘違いしている人が目立つようになってきました。その勘違い組のほとんどは、入会問い合わせの段階で色々と山岳会についてご説明すると、まあ何となく気が付いてくれますが、
山岳会の定義
さてでは、山岳会の定義とはいったいなんでしょう?
文部省発行の"高みへのステップ"(東洋館出版社)という登山技術書には、以下のように書かれています。
チームを組まなくては登れないような登山を目標とし、そのための組織的トレーニングを行っている団体
つまり、トレーニングなしで登るような山行に終始している会は山岳会では無いそうです。
まぁ、この辺は異論がないでもないですが、ここでは言わない事にしま〜ス。(^^;
以下に、"高みへのステップ"による山岳会(部)に必要な組織と活動をあげます。
- 会の目指す登山の方向や目標をはっきり打ち出す「リーダー」が必要。
- 目標に向かって、その実現のために力を合わせることが「チームワーク」の根本でなければならない。単に愉快で楽しい仲間というだけではない。
- 会での「指導」は、メンバーを目標とする登山へのよきパートナーあるいは優れたチームメイトとして育てることが中心となる。講習会などでの単なる技術指導との違いはそこにある。
- 早急によいパートナーに育って欲しいという希望は合理的で厳しい「トレーニング」となって現れる。この場合リーダーはトレーニング計画を立て、その目指す登山を真剣に考えること。
- 活動のための共同装備の調達や管理その他、会員への連絡などの「事務管理(会計事」等を行うマネージャーが必要。
- 会(部)の目指す登山が先鋭的であればあるほど事故の可能性も高い。山岳会の存在意義には、先に述べた積極的意味とともに、事故防止のための組織的訓練及び事故を起こした場合、会の力で処理して他に迷惑をかけないという社会的責任もある。「遭難対策」は、すべての山岳会にとって考えておくことが大切。
- リーダー会は、会の登山目標を明確にし、それを実現するために後輩を指導し、自らも含めてトレーニングを重ねるための計画を持たなくてはならない。「年間計画」や、それを積み重ねた長期の展望においてどのような計画を立てるかということ。それが明確である事によって日常の山行も活発なものとなり、チームワークも向上する。
山岳会の存在意義 ( なぜ山岳会か? )
山岳会が山岳会である為の存在意義は何でしょうか。
私は下記の3つが重要だと思うのです。
☆力を合わせなくては登れない山へ登るという目的 →具体的な目標としての、そのメンバーにとって困難な山がある。
☆目的の山に登るための組織的なトレーニング
☆何はなくとも遭難対策
勿論、その為の指導者(リーダー)は必要ですし、人が集まっている以上は事務管理が必要になってくるでしょう。
しかし、山岳会が山岳会である為には、上記の3つが絶対に必要です。
山岳会の嫌なところ
世の中に登山を道楽としている人は沢山いるけれど、そのほとんどの人は山岳会に入ってはいません。
○リーダーとは?
リーダーは添乗員じゃありません。
その昔、富士山行や大山詣りなどの宗教的な山登りが盛んだった頃、そのリーダーは、"せんだつ"と呼ばれていました。せんだつさんは文字通り、その登山のメンバーを引率しルートを導き、細かな装備から途中の宿の手配まで、山岳地だけでなく道中の安全を確保する事すべてにおいて決定できる権限を持っていました。それを考えると、私たち今の山屋が考えるリーダーと言うよりも、"せんだつさん=添乗員"という方がすっきり当てはまってしまうかもしれません。でもそれにしては現代の添乗員さんはなんか可哀想。ってなぜかっていえば、最終的には"お客様は神様です"と言うことになって、最大局面での発言・決定権がないからです。これってつまり、添乗員さんはお客様からお金をいただいているから。つまり雇われているからに他なりません。
では山登りで言うところのリーダーとは何でしょう?
○チームワークとは?
○トレーニングとは?
○事務管理とは?
○遭難対策とは?
○年間計画とは?
※内容は引き続きUPする予定です
川名 匡
(1997.12/15up)
最終更新:2003.01/15
page-1.そうだ山岳会ってなに?
page-2.一般的な山岳会の作り方
page-3.こんな山岳会を作りたい
page-4.日記を書いてみたりする
page-5.物好きな仲間(会員)募集
page-6.そして自己紹介
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